IPv6勉強会

MURA さんの主催している「IPv6勉強会」に参加してきました。
この勉強会のフォーカスとしては企業や組織、あるいは個人宅への IPv6 の導入やその運用について、IPv6 との「付き合い方」とその実践的情報が挙げられていますが、本日もそれにふさわしい内容でした。
色々な方のお話や情報をうかがえたのですが、まとめとしてはこんな感じでしょうか。

  • コンシューマ ユーザーやそれに近いレベルでインターネットを利用している小規模事業所については、回線を提供しているプロバイダーが頑張れば何とかなる(客に言えばプロバイダーが対応しなければユーザー側ではどうしようもない)
  • ネットワーク機器は適切なライフサイクルでリプレースしていれば IPv6 対応機器に自然に入れ替わる(適切にリプレースしていない所は対処が必要)
  • 企業内はイントラだけなら無理に IPv6 対応する必要はない。外部との境界でトランスレートすれば良い。
  • 一番問題なのは外向きの公開サービスや VPN 接続がある場合。これは今から真面目に検討を始めないとだめかも。

長い目で見ればイントラ内もデュアル スタックにするのがお勧めなのでしょうが、管理コストの増加を考えると内部は IPv4 だけで通すというのは十分に現実的な選択肢でしょう。
次回はまだ日程が決まっていないようですが、次もぜひ参加したい勉強会でした。